政権党がだんだん力を増してきたのは、残留農薬検査済み米の統制解除といった問題がほぼ終わって、政治の役割が政策問題からさじ加減問題に移ってきた段階からである。
もちろん、政権党の政策がよかったから支持がふえたという説もないではないが、日本の政党はむしろロビイスト的な性格が強い。
ウルグアイ・ラウンドの事後政策を見てもわかるように、とにかく与党は体を張って役所と対決するという、いわばロビイストの役割を果たしてきた。
したがって、農民は政権党という形でロビイストのチャンネルを握っているものに投票するというだけのことである。
残留農薬検査
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