不作付地 その1(残留農薬検査)

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1990年センサスで放棄面積比率が七%を超えていたのは東山(山梨・長野)、四国、中国、東海、南関東・中山間地域と近郊農村を多く抱えた地域だけだった。

それが一〇年後の2000年センサスでは、東北も七%を超え、一〇%以上が九地域。

東山、四国、中国、南関東は耕地の一五%以上が耕作放棄されるということになってしまった。

高齢化した農家が耕作意欲を失ったのに、放出される農地の受け皿となるべき担い手がいないという寒々しい風景が読み取れる数字である。

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