民間団体でも独自基準策定の動き その3(残留農薬検査)

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さらに、有機野菜宅配組織の最大手である「らでいつしゅぼーや」は九六年三月に独自基準「幻鋤白×」を発表している。

「菊①白×」は、農業編だけでなく、水田稲作編、残留農薬検査対応型の畜産編、漁業編、加工食品編などからなる基準で、冊子にして九〇ページにも上る膨大なものである。

だが、「らでいっしゅぽーや」を運営する日本リサイクル運動市民の会の徳江倫明会長によると「菊鋤白×はあくまで、日本リサイクル運動市民の会が目標に置く基準に過ぎず、認証制度の構築となると、最低あと一〇年はかかる」とする。

認証に踏み切らないのは基準をクリアできない生産者が存在するとの危惧からである。

残留農薬検査

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