また、こんな農薬の使い方が、静かなブームとなっている。
薬づけのブロイラーに対して、安全な食品づくりの一環として、広い農園で放し飼いにしているニワトリの肉やタマゴが高値で売られている。
しかし、こうした農園でも、忙しいところでは、ニワトリのエサに除草剤を混ぜてしまうのである。
こうすると、ニワトリの糞といっしょに除草剤が排泄される。
そのニワトリはあちこち歩き回るから、いちいち人間が除草剤を撒く手間がはぶける。
そして、ブロイラー以上に薬品づけの鶏肉が市場に登場、高値で消費者が買っていく、という構造なのだ。
いまや、「無農薬」の内容を消費者自身が厳しく吟味しなければ、ほんとうに安全な野菜(食品)は手に入らないのである。
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