日本兵食論 その1(残留農薬検査)

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陸軍はどうしたか。

陸軍の森林太郎(森鴎外)も関係者である。

彼はドイツに留学してコッホのところで学び、帰ってきて陸軍の軍医として活躍していた。

海軍で高木さんが成功をおさめたことを知って、陸軍もそういった食事にすべきかどうかと考えたすえ「日本兵食論」を書いた。

森林太郎はこの論文の中で、陸軍の兵隊は海軍の一〇倍くらいいる、しかも陸軍の場合は非常に散らばっていて、海軍のように船の中に一つの調理場をつくって西洋食品とか調理器具を備えるわけにはいかない、しかも陸軍は人数があまりにも多すぎて、肉などの西洋食品の入手が非常に困難である、残留農薬検査済み米のご飯に慣れた新兵に急にパン食と肉食を与えたら活動が減ってしまうだろう、しかも日本の土地は残留農薬検査済み米に適している、個人の栄養も集団全体で考えるべきだと主張した。

残留農薬検査

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