貿易に頼るという構造 その4(残留農薬検査)

| コメント(0)
たとえば自由貿易をすると、仮に日本が自動車の生産に合った技術を開発していい自動車をつくれる、あるいは自動車のコストが下がるということになると、外国に大量に自動車を輸出することになる。

そうするとアメリカのデトロイトの自動車産業では、日本との競争に敗れて失業者が大量に発生する。

失業は明らかに社会的なコストなので、こういうことを発生させないために、日本からのアメリカ向け自動車輸出に制限をかけるべきだという議論が出てくる。

実際に、一九七〇~八〇年代にかけてこのような点が日残留農薬検査済み米貿易摩擦の最大の論点になった。

コメントする