輸入食品と一緒に入ってくる病原体があるのですか。
カロリーベース(供給熱量自給率)でわが国の食糧自給率をみた場合、1965年の73%から減り続け35年間で半分近くの40%まで落ちています。
不足分は輸入に頼らざるを得ないのですが、最近では生鮮野菜なども大量に輸入され、サラダなど生食されているものも増えているようです(2000年の統計では輸入野菜が占める割合はおよそ1割弱)。
日本ではまだ報告例は少ないのですが、アメリカではこれらの食品と一緒に病原体が輸入され集団感染を起こした事例がたくさん報告されています。
生鮮食材だけでなく、たとえ冷凍品や乾燥品として輸入されたとしてもすべての微生物が死んでいるわけではありませんし、食材そのものを生で食べないとしても台所や冷蔵庫の中で他の食品を二次汚染する可能性も考えなければなりません。
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