環境ホルモンとはどんなものですか。
どうして健康に悪い影響をおよぼすのですか。
「環境ホルモン」とは通称で、「内分泌かく乱化学物質」が正式な名称です。
環境ホルモンというと、いかにも環境にやさしいホルモンのような印象を与えますが、決してそうではありません。
環境中に大量に存在し、あたかもホルモンのようにふるまったり、本来のホルモンの作用を妨げたりすることで内分泌系を乱し、私たちの体や野生生物に悪影響をおよぼす化学物質のことです。
アメリカ環境保護庁(EPA)の定義では「生体の恒常性、生殖、発生、あるいは行動に関する種々の生体内ホルモンの合成、貯蔵、分泌、体内輸送、結合、そしてそのホルモン作用そのもの、あるいはクリアランス(分解、消失)などの諸過程を阻害する性質を持つ外来性の物質」とされています。
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