マクドナルドは事前に世界の産地の情報をキャッチ、仕入れ先を分散させる戦術も取り始めている。
九五年はメキシコから調達していたゴマの作況が悪化したため、グアテマラにシフトした。
情報の活用は自社で行う調達だけにとどまらない。
同社は、世界の食材情報の一部を日本の食品メーカーなどに提供し始めている。
「国内の取引先に国際競争力をもってもらうことも、当社にとって重要な戦略」(購買本部)との考えからだ。
例えば、国内のケチャップメーカーに「コロンビアやメキシコに安いトマトペーストがある」との情報を提供。
メーカーはペーストを低価格で仕入れ、日本マクドナルドにケチャップとして卸すという具合だ。
日本マクドナルドが輸入する食材は牛肉、ポテトなど。
コメントする