ドトールコーヒーの主力業態「ドトールコーヒーショップ(DCS)」の店舗数は九五年9月に四〇〇店舗を突破、九六年3月期の業績は売上高二一二四億円、経常利益は一八億円強といずれも過去最高を更新した。
九六年7月には建設費用を従来の半分強に抑えたローコスト店舗を開発。
これにより、郊外の小規模商店街や地方都市への出店が可能になり、DCSの出店可能数を=一五五から倍以上の三〇〇〇店に上方修正した。
小回りの利くローコスト店舗の開発で出店数も着実に増加しており、九七年3月期はフランチャイズチェーン(FC)加盟店分も含め約一〇〇店を大量出店。
九七年2月下旬、DCSは五〇〇店を達成した。
「九七年は内部充実と人材の確保に力を入れたい」と鳥羽博道社長は話す。
九八年3月期も引き続き大量出店をしていく計画だが、「これまでは企業の成長に人材が追いつかなかった」(鳥羽社長)との思いがあるからだ。
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