そこで、研修店舗に常時二〇人程度店長となる人材をプールしておく体制を整える計画だ。
また、内部充実の一貫として七二年に始めた「カフェ コロラド」を担当するコロラド事業部を九六年12月に「コロラド本部」に昇格させた。
九八年3月期からコロラドも再び本格展開していく考えで、鳥羽社長は「コロラドはDCSの倍にあたる六〇〇〇店の出店余地がある」と見ている。
都市郊外の駅前などへの出店加速で業績は好調。
九五年後半に開いた大型モデル店も立ち上がり順調だ。
その背景には、これまで独壇場だったオフィス街での競争激化がある。
ドトールの都心店には、80年代前半に出店した立ち飲み主体の小型店も少なくない。
ところが、最近こうした小型店の周辺に競合チェーンがテーブル席を充実させたり、ケーキなどのフードメニューを強化した大型店を出すようになった。
さらに地価下落に伴いオフィス街にもコンビニエンスストアが目立つようになった。
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