植物なら植物に特有の生理作用、たとえば光合成やアミノ酸生合成だけを阻害する物質を与えてやれば、植物は枯れる。
光合成は、虫にも人間にも無関係である。
虫は脱皮しながら成長していくが、人間も草もそんなことはしない。
虫には脱皮を阻害する物質を与えてやれば、脱皮できなくて死ぬ。
草や虫の、どういう生理作用を攻撃して殺すのか。
その攻撃の的になるところを作用点という。
この、作用点がどこか、ということも、殺虫剤や除草剤が、人間にも有害かどうかを判断する材料の一つとなる。
ただし、植物の光合成を阻害するものが、人間に全く安全だという保証もない。
摂取量が多くなれば、別な生理作用で人間に害を与える可能性があるのだから。
残留農薬検査
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