緑健農法 その4(残留農薬検査)

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通常は一〇〇グラム中に八〇〇~一〇〇〇ミリグラムあるシュウ酸が、三〇〇~五〇〇ミリグラムくらいに減る。

それだけえぐみ(苦みの味)がなくなり、おいしさが増す。

なお、このように肥料をやらずに育てられたホウレンソウの葉は、青々とした緑ではなく、少し黄色がかった黄緑になる。

スーパーなどでみかける青々としたホウレンソウはおいしそうにみえるが、ビタミンCの含有量が少ない。

これは、窒素肥料を大量に与えたことによるものだ。

要は、雨水で水浸しにすることを避け、少量の液肥で、できるだけ乾燥状態にして育てるとおいしいということだ。

これは、夏なら雨の少ない長野県の高原や、涼しくて雨の少ない北海道、真冬は沖縄県でとれたホウレンソウがおいしいことと符合する。

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