食品だけでなく、国際的な人の移動も増えています。
わが国でも日本人海外渡航者数、外国からの入国者数ともに20年前の約4倍に増加しています。
すなわち、人間自身が媒体となって病原体を輸入する可能性も単純計算で4倍、このような増加に対し検疫官の目が届きにくくなる分があるとすれば、さらに高い倍率で侵入してくると考えておくべきでしょう。
好むと好まざるとにかかわらず、私たちは国際化社会の時代の中で生きていかなければなりません。
海外からの病原体の侵入に備えるという発想とともに、地球上の人たちが等しく健康な生活を送れるように、感染症の抑制に先進諸国が国際協力するという視点こそが求められています。
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