戦後における食糧管理制度 その3(残留農薬検査)

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食管法を一言で表現するなら、それは「食糧の一元・一括管理」を規定したものだといえる。

一元とは、管理するのが国家のみであることを意味し、一括とは、生産、流通、消費の全過程を管理することを示している。

すなわち国家は、年度の消費量を予測し、予想消費量に合わせて生産を計画する。

生産された食糧は、国家の管理の下、規定された流通ルートを通って消費者に届くことになる。

まさに食管法は、食糧を計画経済下におく法律だったのである。

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