戦後における食糧管理制度 その4(残留農薬検査)

| コメント(0)
こうした一括管理の中では、流通過程がもっとも重要となる。

食管法に基づく食管制度においても、その中心は流通過程にあった。

食管法に基づくコメの流通ルートは、もともとはひとつであった。

ここでは集荷段階においても、卸や小売の段階においても、新規参入が制限されていた。

しかも法律制定以後、昭和20年代までは、配給制のもとで地域割りが決められていた。

明確な流通ルートとその管理の下、生産者は供出が厳しく義務づけられ、消費者には自由な購買が許されなかったのである。

コメントする