戦後における食糧管理制度 その6(残留農薬検査)

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しかし食糧の価格が高くなれば、消費者の生活が不安定になる。

食管法が食糧の増産と国民の経済生活の安定という2つの目的を達成しようとすれば、生産者からは高く買い、消費者には安く売らなければならないのである。

その結果、管理者である政府に損失がもたらされる。

それが逆ザヤと呼ばれるものである。

食糧管理に関しては、一般会計の枠の中ではなく、特別会計として経理されることになっており、年々生じる逆ザヤは、食糧管理特別会計の赤字(食管赤字)となって出てくる。

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