輸入物価の下がった部分が直接消費者の手元に及ぱない機構です。
この問題については、わが国の農業者には一つも責任がないわけです。
流通機構にかかわる問題でして、多分に問題がございます。
賃金とかいろいろな問題がございますから、そっくりそのまま下がるわけではございませんけれども、かなりの部分を、だれかがポケットに入れたということは十分に考えられるわけです。
これは、食品工業等の投入価格と産出価格の比をみればわかるのですが、昭和六二年度あたりは、食品工業は猛烈なもうけを出している。
彼らがかなりの程度、原料が下がった分をフトコロに入れてしまったということが、立証されるわけです。
もう一つ、食い物の問題で難しいのは、食い物というのはそれぞれの国の文化の反映でございます。
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