もう一つの要因としては、人口が爆発的に増大していく開発途上国の食糧の供給が潤沢にいかない。
したがって、これもまた援助も含めて、主として先進国からの輸入ということで賄っていくという状況が続いていました。
将来を見通しても開発途上国の人口の低下ということはそれほど考えられないので、やはり不安定な状況が残ると考えるのは当然であったわけです。
そういうことで、各国が農業生産の拡大の努力をしてきました。
中でもアメリカは、世界における最も信頼できる食糧の供給国という自負をもっています。
つまり、どこの国も供給できなくなってもアメリカだけはかならず供給できるのだ、こういう自負をもっているわけです。
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