遠隔地ですと、流通の機構も十分整っていないので、生産されても十分に売れないという問題もでてきます。
そのようなことで不利なものがますますその周辺に残ってしまいます。
結局、そうなると、環境を破壊しながら生産を維持せざるを得ないという状況が、こういう最貧国の場合にでてくるわけです。
そうしますと、現在の問題を簡単に総括しますと、今われわれが当面している問題は、ある程度人口の増加率は減ってきているといいながら人口は増大していきます。
その増大している人口に対して、その人たちが生き延びるためにすぐに食糧を生産する、どんな手段でもいいから食糧を生産すればいいということを問題にしているのか。
それとも、将来にわたって食糧の需給が安定するような形で農業の投資を進めていくことが大事なのか。
そういう問題を考える時期にきているわけです。
本来ならば、こういうことはもっと前から考えておかなければいけなかったことですね。
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