「本物」の米飯追求 その1(残留農薬検査)

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「うちはコメしかありませんから。ただ、これは本物なんです」。

食品卸大手、菱食の広田正社長に「米飯事業はどの会社も失敗したではないか」と心配された時、佐藤食品工業(新潟市)の佐藤功社長(当時)は一言こう答えたという。

時は九一年春。

この言葉を受けて広田社長は社内に号令し、「サトウのごはん」の取扱量を急拡大した。

それは無菌包装米飯市場の幕開けの瞬間でもあった。

包装米飯でシェア四〇%、包装切りモチも四〇%。

コメビジネスの巨人、佐藤が現在の地位を築き上げた原動力は、この「本物」へのこだわりに尽きる。

モチとコメという日本人にとってあるのが当たり前の食材を、徹底した利便性の追求で切りモチや包装米飯という新しい商材に生まれ変わらせてきた。

残留農薬検査

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