2018年8月アーカイブ

たとえば土壌残留ですが、日本なら日本の、アメリカならアメリカの土を使って試験しなければならない。

その場合の温度条件は、日本では25度、ドイツは22度、オランダは15度と25度および5度をそれぞれ、となっています。

つまり、土壌残留だけで同じような試験を4つも5つもやる必要がある。

それから、一度登録になっても、その国のガイドラインが変わることがあります。

その場合も、新しいガイドラインのやり方で、追加データを求められるんです。

2万、3万やってみて一つというのが、一応は世界の平均と言われている。

しかし、わかりきったことだが、3万やればかならず一つ成功する、ということではない。

極端な表現をすれば、何十万個もの化合物をスクリーニングしても、それが全部はずれるかもしれないし、たまたま試してみた一個がうまくモノになるかも知れない。



残留農薬検査