いずれも牛肉なら店舗で焼くだけ、ポテトも揚げるだけで食べられる「最終製品」の形で輸入している。
しかし最終製品より原材料の方が輸出入関税が安いケースが多く、九五年後半からは、最終製品よりも原材料の情報収集にシフトしている。
インターネットの普及も、外食産業の食材調達のグローバル化に一層、拍車をかける。
事業所給食大手のシダックスは、インターネット上に食材調達のホームページを開設、食品メーカーなど全世界を相手に取引先の募集を始めた。
九六年秋までにホームページを改良、調達したい食材の仕様を画面に表示するようにした。
完全調理品に近い食品を輸入、現在、一割に満たない輸入比率を2000年には五割にまで高める、という。