2019年3月アーカイブ

過剰に、という指摘はつまり、必要以上に、という意味だろう。

農家の人が、必要のない薬を、わざわざ金を払って買って、苦労して田んぼや畑にまいているとしたら、これはおかしな話だ。

そんなバカげたことはありえない。

農家の人たちは、おそらく、「必要最小限しかまいていない」と主張するだろう。

実を言うと、この"必要最小限"というのは、少しばかりクセモノなのだ。

新聞などのマスコミが、「日本の農業はクスリ漬け」という場合、諸外国での使用量と、日本の農薬使用量を比較して言うことが多い。

一年間に国内で使用された農薬の量(有効成分量)の単純比較をすると、日本は、アメリカ、フランスに次いで第三位になる。

だが、それだけで比較しても仕方がない。