認証実施に当たり、そうした生産者と取引を中止すれば、「らでいつしゅぽーや」会員への供給量をとても満たせないというのがその背景にはある。
しかし、基準を作り、認証を始めたグループもある。
㈲自然農法国際研究開発センターもその一例で、九二年から本格的に検定委員会を設置し、農家の申請に応じて、現場での聞き取り調査などを行い、「自然農法」「転換期間中自然農法」「移行栽培」という3段階の表示に分類する認証制度を行っている。
このほかにも、生産基準を定めたり、認証を行う団体はある。
しかし、民間団体のこうした動きは、まだ緒についたばかりであり、日本の有機農産物全般においては、まだ"点"の段階で、消費者には十分浸透していない。